犬のしつけ

犬のしつけについて

犬のしつけは大変?

犬のしつけは大変――。そんな風に思っている方はけっこう多いのではないでしょうか?

近年犬を飼う人が増えてきましたが、同時にしつけがされていない犬も急増しています。無駄吠えが直らない犬、散歩中に拾い食いをしてしまう犬、トイレ以外の場所でおしっこをしてしまう犬、“お座り”や“待て”ができない犬……などなど、しつけがうまくいかなくて困っている飼い主さんは世の中にたくさんいます。実は、私も愛犬がトイレの場所をなかなか覚えてくれなかったため、しつけに相当困っていた一人でした。しかし、いったん犬の習性や行動パターンを覚えてしまうと、今までの苦労が一変し、急にしつけが楽しいものに思えてきたのです。「私には根気がないから無理」とか「しつけをするなんて可愛そう」「もう成犬になってしまったから無理だろう」とあきらめる前に、もう一度しつけを見直してみませんか?

犬のしつけを行う上で大切なことは2つあります。1つ目は「褒め育てを心掛けること」、2つ目は「犬のリーダーになってあげること」です。この2つさえきっちり守れば、短期間のうちに従順でとても良い子になってくれますよ。

効果的に犬をしつけるには、オーバーリアクションで褒めてあげることが一番です。褒めるときは普段より声のトーンを高くし、できるだけ体を優しく撫でてあげると犬にもよく伝わります。たとえば、トイレトレーニング中に1回でも自分でトイレに行けた時は、用を足した直後に「ヨシ」などと言って褒めてあげましょう。犬には原則「3秒ルール」というものがあり、褒める場合でも叱る場合でも、3秒以上たってしまうと犬は自分の行動を忘れてしまうのです。ですから、褒めるときは必ず3秒以内に行うように心がけてくださいね。

もちろん、時と場合によっては適度に叱ることも大切です。実際に何か悪い行為をした時には、できるだけ短く大きな声で叱るようにします。我が家の夫のように、長々と「あーでもない、こーでもない」とぶつぶつ文句を言っても犬には伝わりませんので(笑)、「ダメ」とか「イケナイ」という言葉を使いながら、ピシッと叱るようにしましょう。また、注意点として、いくら犬が言うことを聞かないからと言って犬を殴ったり蹴ったりするのはよくありません。最近、犬の虐待が問題になっていますが、犬に必要なのは愛情であり暴力ではありません!

しつけを行う上でもう一つ大切なのは犬のリーダーになってあげることです。犬はもともと集団社会の中で生きてきた動物なので、誰かがリーダーになるというのが犬にとっての自然の摂理です。つまり、極論を言えば、犬がリーダーになるか飼い主がリーダーになるかの二択しかないのです。飼い主がリーダーになれば、犬は喜んで従います。このとき、決して「犬に服従させるなんて可愛そう」とは思わないようにしてくださいね。犬が「リーダーは自分だ」と勘違いしてしまうと、飼い主の言うことを全く聞かない反抗的で自分勝手な性格になってしまう危険性があるからです。効果的にしつけをおこなっていくには、まず飼い主が毅然としたリーダーになっていくことが大切なのです。